高級フレンチのマナー

予約とドレスコードについて

高級フレンチは、記念日や誕生日に利用する特別なレストランの代表格です。
たくさんの店がありますが、特に人気の店を予約する時には、2ヵ月以上前から予約を入れておいても良いくらいです。
その日でなければいけないような場合には、早め早めに行動に移しましょう。
電話で予約を入れる場合は、ランチの時間やディナーのピークは避けて、午前の早めの時間や夕方早めに電話を入れたほうが良いでしょう。
予約時には予算を伝えたり、好みなどを伝えておくと安心です。
特にアレルギーや食べられない食材などがある場合には、前もってこまめに情報を伝えて、店とコミュニケーションを深めておきましょう。
ドレスコードは、基本的にスーツやワンピースなどの正装で、靴もきちんと磨いて行くのがマナーです。
臭いのするものは厳禁なので、香水は付けず、整髪剤は無臭のものにします。
当日はスマートフォンや携帯電話の電源は切るか、家に置いて行きましょう。
食事をしながら機械を触るのは絶対にマナー違反です。

店での注文について

高級フレンチに行く場合は、ほとんどの人がフルコースを選ぶと思います。
特に慣れない人はそうしたほうが無難です。
アラカルトにする場合にも、基本はコースと同じような料理構成で注文することを覚えておきましょう。
コースにプラスしてアラカルトメニューを注文することも出来ますが、必ず食べ切ることが重要ですので注文しすぎないようにして下さい。
料理と一緒にワインを注文するのが基本ですが、よく分からない場合はスタッフに予算と好みを伝えて選んでもらってください。
必ずはっきり予算を伝えて下さい。
一般的には、料理と同じくらいの値段のワインを頼むとバランスが良いと言われます。
1人1万円のコース料理なら、1万円くらいのワインを1本頼むといった具合です。
ワインが飲めなくても、ノンアルコールドリンクを頼むのがセオリーです。
ジュースは料理の味を損ねる場合があるので、微発砲のミネラルウォーターなどが無難でしょう。

食事の仕方について

スープを飲む時は音を立てない、すすらないというのはもうご存知でしょう。
ワインを注ぐのは給仕スタッフの仕事なので、ボトルには触らないことです。
注いでいる最中はグラスにも触らないことが基本です。
全員が食べ終わらないと皿は下げないので、先に食べ終わったらそのまま皿には触らずに置いておきます。
ナイフやフォークは平行に揃えて皿の上に置くと終了の合図です。
途中なら、左右別々にハの字に置いておきましょう。
高級フレンチでは、料理を分け合うことはやってはいけません。
スタッフを呼びたいなら、声は出さず、目くばせをして片手を少し上げます。
会計は席で済ませるケースがほとんどなので、会計したい際はスタッフを呼んでください。

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