フレンチの魅力ココにあり
高級な料理といえば、フランス料理をイメージされる方が多いのではないのでしょうか。
実際に世界の三大料理といわれるだけあって、フランス料理は史上最強の料理ですし、見た目もおいしさも格別です。
そもそも三大料理の3つはフランス・中国・トルコでこの共通点は、王宮料理という点にあります。
つまりフランス料理はマリーアントワネット等の著名な王族が食したすごい料理という事になるのです。
そしてもう一つは、動くものは何でも食べるという食に対する貪欲さです。
ウサギは勿論の事、カエルやカタツムリも食べて、それらを最高の物へと変えてくれます。
なんでも最高の味わいを作っていく点にフランス料理の魅力があります。
単に豪華なだけでなく、そういった努力の結晶と豪華さの両方があってこそです。
フレンチもそういったスピリットが宿っているので、豪華なフランス料理だけでなく、家庭向けの料理も魅力的なもので一杯と言えるのかもしれません。
地域別の派生も魅力です。
しかし、こうしたフランス料理ですが地方によって、中身も味わいにも違いが結構あるのをご存知でしょうか。
日本でも沖縄料理と北海道料理は違うわけで、地域の違いを考えると面白いでしょう。
サヴォワという地域は、スイスの国境に近いのでその影響を受けています。
つまりはラクレット等の乳製品を使って、チーズフォンデュが有名です。
最近は日本でもよくやっているわけで、また、ロワール地方は白ワイン産地という特性を生かして、白身魚とワインの料理が主力です。
他には、バスク料理では、トマトの使用量が多く、唐辛子を活用しており、スペインに近い感じがする料理がいくつか見られます。
プロヴァンス料理は、ハーブやオリーブを沢山用いて、ブイヤベース等の魚料理が多い様に思えます。
このように、フレンチはフランス独自の料理という側面だけでなく、隣接する国やその地域の特性とうまく融合して出来る料理と言える傾向があるのではないのでしょうか。
一般家庭と、高級レストランとの違いを比べながら歩くともっと顕著に色々な事が分かりそうです。
フランス料理にも様々なものがある
このように、一言でフレンチと言っても様々なものがあります。
私たちは豪華なものをイメージしますが、日本人の食事でも毎日懐石を食べているのではなく、お味噌汁や納豆や地域の料理を食べているもので、フランスも一緒なのです。
ですからフランスに立ち寄った際には、地域の料理に目を向けると更にフレンチの造詣が深くなるのではないのでしょうか。